何だか無性に、くだらない作品が観たくなり「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 番長足球」を再鑑賞してみた。疲れているのか、頭カラッポで楽しみたい欲に駆られたのかも知れない。
監督は宮坂武志。カオルちゃんシリーズの全てを手掛けている様子。主演はモチロン、みんな大好き竹内力。高校生には到底見えないのが相変わらず素敵なのだ。
舞台は大阪の岸和田。物語の根底には高校総番を目指すと言う、ワケの分からん目標がある。しかし、そんな全国行脚もパラパラ駆け足。速攻で終わるやん。
対番長戦の成績は…549勝0敗。
戦績だけ見ると凄まじく、ほんまに全国高校生NO.1の強さだと思わせる。だけど、高校言うたら定時制もあるやろ。の一声から今度は定時制の高校をも的にする辺りがアフォな展開やんね。
入学した岸和田の定時制高校が廃校の危機にありサッカーの試合に勝てば免れると言う、これまたベタな展開となり生徒との交流を描く。カオルちゃんとサッカー。健全なスポーツは全く似合わないが何かと潜在能力の高さは伺える。
終盤は、モロ少林サッカーにインスパイアされたんやろうなみたいな豪快なシュートが炸裂するが…お約束のようなボケもかましてくる辺りも見逃せないかも。
とりあえず、キスを迫られながらにも、そんな素振りにもお構い無しに、よだれを垂らしながら何か喋っているカオルちゃんの魅力に尽きる1本。やはり、このシリーズは、たまに息抜き程度に見るとオモロいと感じる今日この頃。野良犬のチャッピーを可愛がる姿も良きなのだ。