薬剤師のダグは義父の経営する薬局で店長として働き、家庭内でも居心地悪く過ごしていた。ある日、薬の配達で知り合った人妻のエリザベスと恋に落ち、二人はエリザベスの夫を薬物で殺害し駆け落ちする計画を立てるのだが…。
サム・ロックウェル主演作で気になってました。
あらすじだけ読むと不穏に見えるんですが、ライトな内容。ダグが価値観の全く違うエリザベスに出会った事で世界が一変する物語。
義父や妻に抑圧され自信を失っていたダグが、人が変わったように人生を楽しむ姿が見ていて気持ちいい。問題行動が多い息子と対等に話をし、一緒になってバカをするシーンはすごく良かった。ニンジャが好きなのね、後に「店を襲ったのはニンジャだ」って真面目に言う警官が面白いです。
不倫や薬に溺れるのは良くないけれど、それによって大切なことに気付き生きやすくなったダグを見たら咎める気にはなれなくなる。人間、楽しく生きていくのが一番。
サム・ロックウェルは情けない役も調子乗ってる役も似合うからこのダグ役はどちらも見れてオイシイ。お得意のダンスも少し披露してます。
エリザベス役のオリヴィア・ワイルド、綺麗な方。「リチャード・ジュエル」の新聞記者役も演じられて、何かとサム・ロックウェルと共演が多いよう。
ジェーン・フォンダが本人役でチラリ登場するのも必見。
