上海十月

軽蔑の上海十月のレビュー・感想・評価

軽蔑(1963年製作の映画)
3.0
久しぶりに「気狂いピエロ」見たんでゴダール再訪という感じですね。本作は、アンナ・カリーナとの結婚で愛に悩むゴダール自身を投影し映画の内容とリンクさせヨーロッパ映画とハリウッドを対比させる多重構造の映画だ。ゴダールは、まあモテない感じの人だったんで一躍ヌーヴェルバーグで有名になってモテモテなんでモテ慣れてない時の話。ヨーロッパvs ハリウッドは、両方知ってるフリッツ・ラングに。内容はイジイジした男の話なんでブリジット・バルドーのお尻を執拗に撮って飽きさせないようにしてる?これは商業的なんだろうか。当時のゴダールは、まあオシャレなんですね。別荘の屋根が階段になっている家を効果的に使っている。本製作が63年なんで大島渚はゴダールをどう見てたか興味がある。大島は既に政治映画を何本も撮っており女の尻撮ってるゴダールは、幼いとか思ってたかもしれない。その後ゴダールは政治に、大島は本番映画撮り交差する。お互いにわかってないなぁとか思ってたりして。私の妄想です。
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