漂う芸術性は秋にぴったり!
圧倒的な色使いのセンスと絵画的な構図は作品自体がまるで美術品のよう、、、
もはやプロットなんて要求するだけ野暮、スタイリッシュさと雰囲気だけでもってく感じに浸れる術が身に付いた手応えを感じたゴダール作品3作目だった。
惜しげもなく幾度となく登場するブリジット・バルドーの美尻には男性ならずとも釘付け、そして桁外れの奔放さはとても日本人には理解が及ばないのだけれどやはり魅力的。
そして驚いたのが動くフリッツ・ラングの存在。
ほぼ無知識に等しいのだけれどあの全面顔面の青と赤の強烈なインパクトのジャケから飛び出した姿が当然だけどとても人間味を帯びていた。
自然体が何故か様になるし掴みどころのない男の色気と言うと『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』でのベルモンドも同じ印象なんだけど、私は意外にもにコチラのミシェル・ピコリの雰囲気にすっかりヤラれた感。
素敵だった~
もはや内容云々をレビューする事なんて無理!思いっきり感覚を刺激された作品だった。