Pinkman

光をくれた人のPinkmanのネタバレレビュー・内容・結末

光をくれた人(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

人生の航海に出る。人生の荒波を乗り越えるには闇を照らす光が必要だった。

心を病んだ人物の行動がその後多くの人の人生を変える。二度の流産はイザベルの世界から光をなくした。あるとき偶然目の前に現れた赤ん坊が闇に覆われた世界を明るく灯した。互いの存在によって親子は再び生きる力を取り戻していく。

夫婦は無謀な計画で危険な航海に出た。灯台守のトムができることは唯一の光を守ることだった。

ガラガラを手に取ると持ち主の元に置いた。それを見たら赤ちゃんがきっと喜ぶと思ったから大人達はみんな自然とそうした。最愛の人のためを思えば何をすべきか見えてくる。人生で間違った選択をしたなら今からでも引き返せる。親としてできることはルーシー(グレイス)にとって最良の道を選ぶこと。

育ててくれた親に再び会いに行く。ルーシーの名を与えてくれた、あのとき人生に必要だった人。数々の悲劇をもたらした嵐が過ぎ去り、やがて本物の幸せが訪れる。その場所には今も自分を愛して支えてくれた人がいる。
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