Yone

hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」のYoneのレビュー・感想・評価

4.5
今まで数多くの人が言ってきたことだけど、
今hideさんが生きていたら、
どんなことをしていたんだろう?
もしかしたら、音楽じゃないかもしれない。
ファッションかもしれないし、
アートかもしれない。コロナ禍、戦争…。
どんなメッセージを発していただろうか。

デジタルを駆使して、
誰も思いつかないことをしていたり、
メディアに出るYOSHIKIさんを見て
嬉しそうに笑っていたかもしれない。
iPad1台で、
とんでもないショーをしていたかもなんて。

私が生まれて4年後ぐらいに
亡くなられているので、
リアルタイムの記憶はない。
初めて存在を知ったのは、
RIZEカバーの「ピンクスパイダー」だ。
そこからは、無我夢中でhideさんの
音楽を聴いてきた。

そのクリエイティビティには
苦悩と、優しさが滲み出ていたんだなと、
改めてこの映画を見てわかった。
そして時折本作でも垣間見えるように
危うさと儚さも同居する人だった。
そして何よりみんなの「アニキ的存在」
だったのもよーくわかった。
最期については本人しかわからないし、
関係者も自分を責めてるけど、
自分を許してほしいなと思う。
たぶんhideさんはみんなを心配させたかったわけじゃないから。

勿論どの曲も一生聴き続ける
最高のものばかりですが、
やっぱり最初に出会った「ピンクスパイダー」が大好きです。あの歌は希望の歌だと思う。
飛べなかった主人公の続きが、
「ever free」だしね。高く飛ぶためには、
一度思いっきり落ちないとってことですかね。

素晴らしい作品を、本当にありがとう!!
ビール飲みながら一生聴きます!!!
Yone

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