Yone

ラーゲリより愛を込めてのYoneのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.2
素晴らしかった。
「生きる」とは何か。
迷った時に、何度でも見返したい名作。

最近いつも思う。
「希望」って言葉自体が持つ意味はとても
壮大だけど、実は我々の日常に
すごく密接してるものだと。
特に本作のような極限状態における
「野球」や、「家族」など。

自分にあてはめると恥ずかしいぐらい
ちっぽけなんだけど、
「今日もビールが旨いなぁ」とか、
「かっこいい洋服が着れて幸せだな」とか、
「友達と遊んでめちゃくちゃ楽しい1日だったな」
とか。そんな日常の幸せが「希望」で
あり、生きる意味なんだなと。

贅沢は望まない。
人の世話にはならない。
でも進んで人の世話をせよ。
立身出世などどうでもいい。
「道義」こそが大事だと。

日本人は本当はすごく美しい心を持った
民族だと思う。
このことを忘れずに生きていきたいし、
生きていかなければ。そう思いました。

二宮和也さんはすんげぇ俳優だ。
そして北川景子さんは目の黒いうちは、
これ以上の人はいない「美」。
演技も素晴らしかった。

物語としてはすごく悲しくて
やるせないんですが、日本人の精神的な
「美しさ」を節々に感じる映画でした。
天晴れ。
Yone

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