素晴らしかった。
「生きる」とは何か。
迷った時に、何度でも見返したい名作。
最近いつも思う。
「希望」って言葉自体が持つ意味はとても
壮大だけど、実は我々の日常に
すごく密接してるものだと。
特に本作のような極限状態における
「野球」や、「家族」など。
自分にあてはめると恥ずかしいぐらい
ちっぽけなんだけど、
「今日もビールが旨いなぁ」とか、
「かっこいい洋服が着れて幸せだな」とか、
「友達と遊んでめちゃくちゃ楽しい1日だったな」
とか。そんな日常の幸せが「希望」で
あり、生きる意味なんだなと。
贅沢は望まない。
人の世話にはならない。
でも進んで人の世話をせよ。
立身出世などどうでもいい。
「道義」こそが大事だと。
日本人は本当はすごく美しい心を持った
民族だと思う。
このことを忘れずに生きていきたいし、
生きていかなければ。そう思いました。
二宮和也さんはすんげぇ俳優だ。
そして北川景子さんは目の黒いうちは、
これ以上の人はいない「美」。
演技も素晴らしかった。
物語としてはすごく悲しくて
やるせないんですが、日本人の精神的な
「美しさ」を節々に感じる映画でした。
天晴れ。