このレビューはネタバレを含みます
スターウォーズのエピソードⅣの前日譚。
エピソードⅦに続き、女性が主人公であり、特に父と娘の物語の側面が強いと感じた。
育ての父と血の繋がった父がおり、そのどちらからも致しかない理由で捨てられた少女が、傷つき、惑いながら父の生き樣に意味を見出し、その意思を受け継ぎ帝国という巨悪に抗っていく。
しかし、物語の結末は設定上なんとなくわかっていたが、戦争の犠牲となっていく英雄の話であり、悲しい物語であった。
犠牲になったものの多くが、ただ理想に殉じたというだけではなく、仕方がなく戦争に巻き込まれ、たまたま反乱軍側だった、というのも考えさせられる。その中で自らの行動の意義を問い直し、命をかける戦士たちに胸を打たれるのだ。そこには単純に善悪に二分するのではない、自らの正義がある。
スターウォーズシリーズは音楽と映像がすごい。そして相変わらずドロイドがかわいい。盲目の戦士も、スパイのキャプテンも、主人公ジンも魅力的なキャラクターばかりであった。あとベーダー卿の戦闘が観れて興奮しました!やっぱバトルはテンション上がりますね!