ユースケ

ソムニア 悪夢の少年のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ソムニア 悪夢の少年(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

夢を現実化できる能力のために自分を愛してくれた人々を傷付けてしまったトラウマを抱えた少年と息子を事故死させてしまったトラウマを抱えた母親によるトラウマ克服ファンタジー。

少年の超能力を利用して事故死した息子を現実化しようとする母親にまんまとイライラさせられ、その過ちを悔い、少年を本気で愛そうと少年のトラウマに本気で立ち向かう母親のにまんまと感動させられました。
少年が怖れるキャンカーマンの正体とキャンカーマンの「いつも一緒にいる」のセリフの意味がわかるラストシーンは号泣必至。

とりあえず、夢を現実化できる能力を持った少年を演じたバチクソ可愛いジェイコブ・トレンブレイ君の健気さと心霊写真の如く画面に映り込むバチクソ怖いキャンカーマンのファーストカットは要チェック。夢と悪夢の切り替えを蝶と蛾で象徴させた映像も素晴らしい。

観賞後、アレクサンドル・アジャ監督の【ルイの9番目の人生】を思い出したのは私だけではないはずだと思います。