このレビューはネタバレを含みます
前半、全然はまらなくて…
自閉症スペクトラムについての本人の葛藤、母の葛藤、大好きな父との日々をもっともっと大切に書いてほしかった。
すぐお父さんが亡くなってしまい、気持ちが追いつかない。
母が思い出したり辛くなるときになかなか入り込めない。
しかし…
ネイサンが成長と共にお父さんが大好きだったこと、亡くなってしまったことがどんなに辛いことかを感じるようになる。
そして母への愛も。
そこを大切にしたかったから後半に残しておいたのかな。
しかし惜しい。
後半どんどん引き込まれていったので、時間が長くなってもいいから前半の家族のシーンをもっと観たかった。
お父さんのネイサンへの愛が最高です。優しい眼差し、言葉かけ、愛情表現。
そしてお母さんが一人で育ててきた強さもすごい。
辛いときも山ほどあったはずなのに、最後のオリンピックの時も外に出たネイサンをすぐに受け止める。
そして辛い言葉を言われても、ネイサンを思い言葉を発する。
ラストの車のシーンももうちょい時間が欲しかった。
そしてチャンメイとのキスシーン。
2人が可愛すぎて、もどかしくて、演技が上手で、何回か巻き戻して観てしまいました!