ホラーとギャグが素晴らしい塩梅で共存している。
と言ってもよくある「怖いけど笑っちゃう」類の演出ではなく、「怖いシーン(森田剛)はとびきり怖く・ギャグシーン(ムロツヨシ)はとびきり可笑しく」とそれぞれが独立した面白さを発揮しながら絡み合い、相乗的に1つのストーリーを盛り上げていく。こんな面白さ初めて!
森田剛が外からアパートを見つめるシーンで「ヒメアノ〜ル」のタイトルが現れた時はシビれた。これこれ、こういうシビれる瞬間の為に私は映画を観ているんだよ!と劇場で小躍りしたくなってしまった。
監督が俳優に「悪魔のいけにえ」を参考にするよう指導したという迫真の痙攣がインパクト大。