世間の評判に左右されるシェフ業界でプレッシャーに押し潰されどんどん自分勝手に振る舞い、周りが見えなくなる主人公アダムは決して好感の持てるキャラではないのに、どこか人間味があって無意識に感情移入してる自分がいた。
アダムに共感すればするほど至るシーンで感極まって涙が流れ落ち…。
色んな壁を乗り越えていく中でアダムがそばで支えてくれる仲間の大切さに気付く過程に感動した。
こんなにのめり込むように観れたのはブラッドリーの演技のおかげ。
感情の起伏が激しい、熱のこもった渾身の演技に魅了されまくりだった。
人を惹き付ける演技をする俳優の役はどんな役でも魅力的に見えてしまう。
そのことを再確認した映画。
料理がテーマの映画は初めてだけど、シェフ業界のシビアさと濃厚な人間ドラマが相まってとても見応えのある、素晴らしい作品に出会えた。