Tetsuya

64 ロクヨン 後編のTetsuyaのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
4.5
前編・後編一挙に鑑賞。
ヘトヘトになりましたw
それほど俳優さん達の演技のぶつかり合いが激しく、見応え十分でこれほどいい意味で疲れた映画も久しぶり。
よく映画を原作の小説などと比較してどうのこうのといったレビューを観るのだけど、映画は映画同士で比較すべきで、文章などの性質の異なる物とは比較すべきではないと常々思っています。
メディアが違えば自ずと表現手段も変わるわけで別物です。
映画は独立した作品でいいと思う。
前編・後編と2部構成なので通常の倍の尺、ということは見せ場も倍作れるし物語もじっくりと伝えることができる。
その大きなアドバンテージを差し引いてもこのジャンルの邦画としては群を抜いていると思います。
とにかく緊迫感が途切れないし前編は前編の後編には後編の流れや見せ方があり最後まで緊張の連続。
前編と後編の展開の変化もコントラストが効いてていい。
物語のプロット、登場人物の背景設定、心理描写、キャストの演技、尺の使い方、どれをとっても隙がない。
久しぶりに邦画でガツンとくらった感じが残りました。
私はこの作品大好きです。
Tetsuya

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