シャチ状球体

徘徊 ママリン87歳の夏のシャチ状球体のレビュー・感想・評価

徘徊 ママリン87歳の夏(2015年製作の映画)
5.0
ママリンは電柱と娘の違いも理解できない。毎日自分の家が分からなくなって、毎日もう存在しない家に帰ろうとする。花が枯れてそこにまた別の花が咲くように、アサヨさんとアッコちゃんの生活は続いていく。

この映画は77分、同じことの繰り返しだ。忘れて、徘徊して、忘れる。でも、当人にとっては大体のことが初めて経験するもののように思えるのである。
全編コメディタッチなおかげで、認知症に対する恐怖感や不安を(ある程度)解消してくれる作品。
シャチ状球体

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