徘徊 ママリン87歳の夏の作品情報・感想・評価

徘徊 ママリン87歳の夏2015年製作の映画)

上映日:2015年09月26日

製作国:

上映時間:77分

3.9

「徘徊 ママリン87歳の夏」に投稿された感想・評価

obutan

obutanの感想・評価

4.1
認知症のママリンと娘のアコちゃんのハートフルコメディ。
2人の掛け合いが心底面白くて、映画館でみんな笑ってた。全然知らない人たちと一緒に笑えて、すごく幸せな時間を過ごせた。

大切な人の介護って、ほんとに辛くて、悲しいことがいっぱいあるから、悲劇にしようと思えばいつでもできる。
でも、それをジョークにできるユーモアを心に携えることができたら、ちょっときつさは和らぐし、それで相手にもっと優しくできたりする。

人は誰でも年老いて、現実の世界から少しづつ離れていくんだから、どうせならおもしろおかしく終わりたいなぁと思いながら、かのチャップリンの名言「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である」を思い出すのでした!
CCC

CCCの感想・評価

3.8
ちょっとしたご縁がある親子で、観たかったやつ、やっと観れた。
都心で見てくれる人がいて、見てくれるお店があるからできることなのかもしれないけど、純粋に素敵だなと思った。

深刻に考えすぎずにこのくらい適当くらいが、いいのかも。でも適当でも適当じゃない。

いやでもママリンパワフルすぎる~すごい~
ママリンは電柱と娘の違いも理解できない。毎日自分の家が分からなくなって、毎日もう存在しない家に帰ろうとする。花が枯れてそこにまた別の花が咲くように、アサヨさんとアッコちゃんの生活は続いていく。

この映画は77分、同じことの繰り返しだ。忘れて、徘徊して、忘れる。でも、当人にとっては大体のことが初めて経験するもののように思えるのである。
全編コメディタッチなおかげで、認知症に対する恐怖感や不安を(ある程度)解消してくれる作品。
asquita

asquitaの感想・評価

4.0
認知症となった母親の世話の壮絶さが伝わるが、同時に娘の対応が痛快。

何度となく繰り返される不毛な質問の中に少しの正常さのかけらを見出している娘さん。適当に答えているようでいて、押さえるところは押さえてきちんと答えているのはさすが。自分が同じ立場になった時、こんな心持ちになれるかなぁ。

普通の介護映画とは一味違う、魅力のある作品!
は

はの感想・評価

3.7
10年は育ててもらったから、自分も10年は面倒を見る。その覚悟、すごい。私ならできるだろうか。
m0im0i

m0im0iの感想・評価

4.0
すごいなぁ。いくら自分の母親とはいえ、認知症になっている人間を1人で看るのは想像以上にしんどいはず。家族ぐるみで看るのだって体力面でも精神面でも大変なのに。

捉え方を変えることで、悲劇が喜劇になるんだよ、ってことを教えて貰えるお話でした。
Jugam

Jugamの感想・評価

3.8
自分の暮らしに置き換えて想像してしまうのを止められない。「10年は自分を育ててくれたんだから、私も10年は面倒見てあげようと思った」という言葉が刺さった。
satocriff

satocriffの感想・評価

5.0
「すごく面白いけど、すごく考えさせられる作品」

人に説明するなら、そんなふうに説明するかな。

この娘さん(酒井章子さん)だったから見られた作品かも。
普通の人だったらただの悲劇。

何事にも終わりは来るから、そのときを取りあえず一生懸命頑張るという感じ、とても勇気づけられる。
87歳になる認知症の母と娘のドキュメンタリー。4年間で家出が1338回。徘徊時間は1730時間。徘徊距離は1844キロ。最長では15時間も歩いてた。壮絶。

母親は元看護師、娘はギャラリーを営むキュレーターだろうか。大阪のど真ん中、北浜のマンションに2人で住む。

作品では娘は、失礼ながらおそらくは五十歳を過ぎたオバさんだろう、乾いた少しブラックも混じるユーモアを交えながら、そんな母を語るけれど並大抵のエネルギーではないのがひしひしと伝わってくる。

そんな中にもいざ我が身にも同じ状況が訪れたとしたら、どういう考え方で接するべきか、また環境は都会が良いのか田舎が良いのかなどの具体的なヒントにも満ちていた。親子とはなんなのか、認知症を抱える相手と共に生活するとはどういうことか、親の面倒を観るとはどういう事なのか。認知症100万人時代に大きな具体性を与えてくれ、少し勇気をもらえる作品でもあった。
>|

あなたにおすすめの記事