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AMY エイミーのあんずのレビュー・感想・評価

AMY エイミー(2015年製作の映画)
4.2
~過去鑑賞作品を探してみようシリーズ~

「ロケットマン」はハッピーエンドだったけれど、こちらはバッドエンド、しかもドキュメンタリー😢

エイミーの声は所謂美声とは違うけれど、1度聴いたら忘れられない唯一無二の響きで、若くしてアレサ・フランクリンや美空ひばりのような大御所感すら感じる。

そんな堂々たる歌いっぷりや奇抜なファッション、メイクとは裏腹に、彼女の心は少女のままで繊細でヒリヒリしている。彼女の痛みが伝わって来るようで、観ているこちらもヒリヒリ。

父親が毒親過ぎて腹立たしくなったし、結婚した相手も自分勝手で酷過ぎた。そんな彼へ依存し、愛を証明するためかのように彼と同じだけアルコールやドラッグを摂取して、音楽活動もままならなくなってしまった。そして……
彼女はただ歌いたかっただけなのに❗こんなに悲しいことってある?

トニー・ベネットとのレコーディングやグラミー賞受賞のシーンが観れたのは嬉しかったけれど、もっともっと彼女の類い希なる歌声を世界中に響かせて欲しかったな。

彼女も27歳…本当に27歳で亡くなる天才ミュージシャンが多い。余談だけど、ジミヘンなどThe27Clubの人たち(エイミーは出て来ない)が出て来る漫画「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」も最高に面白い💡

※これまでどんな作品を観て来たのか確認してみようと思い立ち、とりあえず観たものをマーク。なので、レビューはざっくり。再鑑賞したら、レビューは追記するかも。

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