てつ

クリミナル 2人の記憶を持つ男のてつのレビュー・感想・評価

4.0
これは面白かった!

キャストもゲイリーオールドマン、ケビンコスナー、トミーリージョーンズ、ガルガドットととても素敵なキャスト陣。
これで面白くなかったら、目も当てられない。
誰がメインキャストかと言えば、ケビンコスナー
この人の役柄に感情移入すると、最後はちょっと泣きそうになる。
最初にライアンレイノルズが出てくるねんけど、最初で死亡。
やはりこれだけの大御所が集まれば、彼の出番は無いに等しい。

CIA捜査官ビルポープ(ライアンレイノルズ)は、”ダッチマン”という、アメリカ軍の核兵器を操作出来るハッカーをかくまっていた。
それを狙うハイムダールというアナーキストから追われ、拷問の末、ビルは死んでしまう。
CIAは、死んだ人間の脳から、記憶を移植する手術を行った。
その被験者が凶悪犯罪者のジェリコ(ケビンコスナー)で、彼を巡る話が始まる・・・

人間の記憶を、他人に移行なんか出来るかいな、と冷めずにそのままストーリーに素直にハマると、すごく引き込まれます。
特にケビンが演じたジェリコは、途方もなく社会不適合者で、前半はその凶悪さが描かれているのですが、ストーリーが進むにつれ、ビルの記憶がジェリコの粗暴ささえも変えて行き、無感情だったジェリコに、相手を想う感情が出てくる。
この辺りが、何とも言えなくて、ジェリコが良い人になっていくのがよかったな~

今、注目されてるガルガドットは前半に出番は無く、後半に出てきますが、夫を亡くした悲しみを持つ普通の奥さんを演じてます。

僕の大好きな俳優ゲイリーオールドマンは、最近では良い人だったり、おとなしい役柄が多いですが、今作では『レオン』でのクレイジーなスタンスフィールドとまではいかなくても、ちょいキレ気味なゲイリーが拝めます。
基本は良い人ですけどね。

トミーリージョーンズは、その他人の記憶を移行する研究者の役で、博士っぽくないな~と思いながら観てました。

やはり前述の通り、ケビンコスナーの役柄が見所です!
てつ

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