Maiko

奇蹟がくれた数式のMaikoのレビュー・感想・評価

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)
4.0
生まれも境遇も全く違う二人の天才を結びつけたのは、数式。

ずっと気になっていた映画!!!やっと観られました~!

「アインシュタインと並ぶ無限の天才」とも称されたインド人数学者ラマヌジャンと、彼を見出したイギリス人数学者ハーディの実話を映画化した作品☆

1914年のイギリス。名門ケンブリッジ大学で生徒を教えている数学者G・H・ハーディは、インドから届いた一通の手紙から天賦の才を感じます。そこでハーディは、手紙の差出人を大学に招聘します。その差出人ラマヌジャンは、インドで事務員として働きながら、独学で数学の研究をしていました。やがて二人は世界を変えるような数式を導き出します。しかし、ほかの教授たちは学歴もなく社会的階級も低いとしてラマヌジャンを拒絶します。そんな中、彼は孤独と過労が重なり、重い病になってしまいます。そんな彼に代わって、ハーディは数式の証明しようと立ち上がります...

...グッときました!

ラマヌジャンの半生は本当に波乱万丈!切なかったです(T_T)32歳という若さでこの世を去ってしまったのが本当に残念です、、、けれど現在、彼の数式がブラックホール研究に使われているのが感慨深いです。また、ラマヌジャンとハーディの絆も感動的でした☆ハーディは、ラマヌジャンの数学能力は認めていましたが、ラマヌジャン自身を見ていませんでした。だからこそ、後半でラマヌジャンに言った、「神は信じられないが、君は信じる」という言葉に心揺さぶられました。たとえ国籍や身分、信じるものが違ってもお互いの事を理解し合えるって素敵なことだと感じました。ラスト、「1729」という数字には思わず涙が出ました(´;ω;`)主演のデヴ・パテルとジェレミー・アイアンズの名演は素晴らしかったです!!!

自分が信じるものの為に最後まで成し遂げる。本当に凄いことです。偏見・差別に負けず命懸けで数式の証明をしたラマヌジャンの姿に誰もが心打たれるでしょう。

一見の価値あり!いい映画に出会えました。
Maiko

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