カシ

ラ・ラ・ランドのカシのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

(当たり障りのない感想)
・画面の色のコントラストが美しい!ミアのお衣装が映える映える
・セブのデートの誘い方愛い 律儀
・人と背景を俯瞰で写すのが好きなので画の作り方がとても好き
・もうちょいミュージカル感があってもよかったかなあ、楽曲が少ない印象。個人的に「ミュージカル」の定義として、後日サントラを聞いただけでストーリーが脳内補完できるか?という考え方があるのだけど、本作でできるかというとそうじゃないかも

(内容に触れる感想)
・結論から言うと前の日本語ポスターに戻そう。あの花火ドンドンの新しい日本語ポスター、アカデミー賞を推すのはいいが何も知らないでウキウキ見に来た観客に猛烈なショックを与えかねない。だってみんなが予告編を見て思い描くハッピーエンドじゃないんだもん!!前の紫ポスターの「夢を見ていた」ってコピーは正しかった
・とにかくセブを慰めたい ハピエン厨には最後怒涛の展開で正直後味がしんどい いつまでもずっしり来る
・ミアの自信を取り戻させるために実家までわずかな手がかりを頼りに車すっ飛ばして来てくれたのに オーディションのきっかけくれたのに できるって何度も言い聞かせてくれたのにな…
・ほんとにあの最後くるくると場面が移り変わるミアとセブの未来のIFが非常に美しい作り方だけにほんとに辛かった
・でもあのIFの中でのセブが果たして自分の夢を叶えてたかな?って考えるとそうじゃないからなんとも言えないっていうか、多分ミアに100%都合の良いIFなんだろうな
・ということはラストのオーディションも落ちたのかな…?
・セブはあんだけこだわってたお店の名前も結局変えて、ロゴもミアの案を採用して未練タラタラじゃないか せつない セブにとっての幸せは夢を叶える<ミアといることだったのにミアにとっては結局逆だったんだろうな
・そうかそもそもcity of starsの歌詞よく考えたらすれ違いソングじゃないか なんか噛み合わないと思ったら中盤から既に見てる景色が違ったのか!
・セブはメロディの終わりを「そばにいて」で締めるけど、ミアは「2人の夢がやっと叶う」「あなた今が一番輝いてる」って締める(うろ覚え)
ミアはセブがバンドメンバーになったのはお店開くためにやってる一時的なことだと思ってたけど、セブはもっと未来のことを考えて、ミアの親御さんの懸念もはらすべく不本意ながら安定的にお金を稼ぐことが2人の未来に繋がるって思ったからとった選択だったのに、そもそもミアが好きになったのはジャズに興味がない相手にも一生懸命ジャズのことを説くセブだったわけで、夢追い人じゃないセブは彼女にとって違うってことなんだ すれ違い
・何でもかんでもハッピーエンドにはならないよね知ってる 現実はそんなに簡単に行かないってわかってるけど映画は夢を見たかったな〜〜2人とも夢を叶えてハッピーエンドっていう風にはならないのがこの監督のクセなんだろうか
・ミュージカルの形をとったのもきっと、現実らしい現実と夢追い人の見る夢の入った現実との乖離をはっきり出すためなのかもしれないなあと 歌ってたシーンで結果につながったとこ一個も無い気が…??
・音楽はほんと逐一素晴らしかったからショックから立ち直ったら音源買うかもしれません 今はまだ見たばっかでちょっとつらい
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