けんぼー

ラ・ラ・ランドのけんぼーのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
オープニング最高。。。


これに尽きます。


いよいよ公開されたアカデミー賞有力候補作。
名作「セッション」を手がけた監督の最新作ということもあり、早く見たくてたまらない作品でした。

まー、オープニングがとにかく素晴らしい。ハイウェイ上でのワンカット長回しによるミュージカルシーンは鳥肌ものでした。

ストーリーはいたってシンプル。夢を追う若者二人の恋愛物語。
女優志望だがオーディションに落ちまくりのミアと、将来は自分の店を開いて、死にゆくジャズを救いたいという信念を持つジャズピアニストのセバスチャン。

二人の葛藤や挫折とお互いが惹かれあっていく様子がミュージカル調に描かれています。

僕自身、ミュージカルは好きなので歌とダンスのシーンはテンション上がりましたが、そういうのが苦手な方はあまり楽しめないかもしれません。

ミュージカルシーンは基本的にワンカット長回しとなっており、カット割りも計算されたものが多くて見ごたえありです。これどうやって撮ったんだ?と見ながら何度も考えてました。。。

また、現代のお話なのですが、レトロ感がいろんなところに散りばめられていて、それもいい味出してます。ファッションもおしゃれで、画の取り方も綺麗です。

あと、、、あまり言うとネタバレになるので詳しくは言いませんが、
CMを見た方は「あれ?」っと感じるシーンがあります。なんか違うぞ?と。
ただ、、、そのシーンが最後の方で重要な役割を担っています。
見終わった後は何人かの人が泣いてました。いい話なんだけど、切なさもありつつ、、、、。
言いたいけど言えない。。。。。

正直、見る前の期待値を超える作品ではありませんでした。「セッション」が凄すぎたんです。全てあいつのせいです。だがしかし!素晴らしい作品であることは間違いないです。クオリティのとても高い作品でした。やはりこういう作品は劇場で、大音量で見るのが一番だと思います。オススメです。