オープニングを見た瞬間、この映画をリアルタイムで観ることができて良かったと思えた程、流れる曲が次々と名曲揃いで驚いた。
明るい空気感で何も考えずにポップな気持ちになれる良作。
ジャズを愛するセブ(ライアン・ゴズリング)が語るサッチモやオスカー・ピーターソン等の魅力の話や、何食わぬ顔でジョン・レジェンドが出演したり小ネタも面白かった。(ジョン・レジェンドはこの映画のプロデューサーもやってました)
ただ、エンディングのどんでん返しもどきが少し不可解で、アカデミーを逃した一つの理由なのかなと感じた。
あるサイトで見た監督の思いを貼っときます。
「彼は、しゃべっていたのに突然主人公達が歌い出すようなミュージカルにはしたくなかったそうで、そのため、台詞から曲への歌い出し方が自然になるように曲作りがされている。それが、普通のミュージカル映画と今作の大きな違いだ。ミュージカル映画のわざとらしさが苦手という人には、だからこそ観てもらいたい。」