このような警官コンビ物はアメリカのイメージが強く、イギリスの雰囲気を感じれるのだろうかと半ば偏見を持ちながら観賞したものの、その不安は即払拭された。
常に会話の中に散らばめられるブリティッシュジョークの数々。田舎に飛ばされたばかりの主人公と同僚達の皮肉の応酬。Kinks、XTC、Fratellis等の新旧UKバンドの使用といった完全にブリティッシュ仕様の映画。
後半のお互いのことを相棒と呼んだり、犬猿の仲だった同僚達とスーパーマーケットで暴れるシーンは定番だが、盛り上がれるし笑えた。
ストーリー自体も皮肉が効いているし、エンディングはcaught by the fuzzが流れるなど最後まで愉しい作品だった。