ヤクブスワシュチコフスキ

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールのヤクブスワシュチコフスキのレビュー・感想・評価

4.4
少し前から気になっていたが、ベルセバの来日が決まり、義務感を感じて観賞。

精神病棟に入っていた女の子が音楽に目覚め、自分らしい生き方を見つけていくというミュージカル仕立てとなっており、めちゃポップな雰囲気。
音楽はもちろんベルセバ調だが、最初はアコギ一本から始まったのが、終盤の曲にはバンドメンバーが集まってまんまベルセバっぽくなるという変遷があるのが面白い。
主人公の女の子(イヴ)も魅力的だが、主人公に好意を抱くギタリスト(ジェームス)も非常にチャーミングマン。見るからにSmithsを聞いてそうな圧倒的草食男子感。そんなボウイが嫌いな彼に注目してると、イヴがSmithsのTシャツを着ながら歌う場面もあり、ベルセバ自体が大きくSmithsから影響を受けたことを再認識した。

お洒落ジャンルと呼ばれるネオアコの代表であるベルセバなので、音楽やファッションは流石としか云いようがないほど魅了される。ストーリーに関しては、良くも悪くも王道といったような感じでした。