このレビューはネタバレを含みます
冒頭、渋滞のシーンから観客を引きつける音楽と映像。
ミュージカル苦手な私でも入りやすかった。
昔のミュージカル映画へのオマージュを探すのが楽しかった。雨に唄えばとか、ロシュフォールの恋人達とか…カサブランカの窓。
もっと知っている人は
あっ、このシーンは!っていうのがあるのかもしれない。
恋愛もの、そしてミュージカルだとなかなか入り込めなくて、いくらこの監督のものでもなかなか手に取ることができなかったんですが、、、
そしてあまり大々的に広告するより、深夜にひっそりやって欲しいタイプの映画かな。
ミアとルームメイトたちのパーティーに向かうシーン(これもオマージュらしいけどわからんかった)や家、小物、ミアの服。
お洒落で画面に飽きがこないので、見て入られるし、中盤の季節を巡りながら2人の関係を追っていくのも昔の映画っぽくて情緒があり楽しめました。
それでも個人的にはあの有名なシーンはやっぱり入り込めなかったのが残念ですが、それはもう個人的な嗜好の問題かな。綺麗だけどね!
この監督のラストは好きです。
苦手意識はあったけど、見ておいて良かったと思わせてくれるものでした。
夢を追う姿は時に痛々しくて、2人がお互いを応援し合い、失ったものと、得たものとの対比が切ない。
ライアン・ゴズリングのピアノを弾いてるシーンは上手だなぁと思います。
そしてセッションファンの私はあの人が出るシーンはテンション上がります。