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ラ・ラ・ランドのひのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライム・ビデオで配信されていたので視聴。当時「思てたんとちゃう!」って感想に溢れてたので覚悟して見ました。
セブのジャズに対する愛や、ミアの女優になりたいという気持ちといった「懐古と停滞」「理想と伝統」「夢と前進」の物語を、50sの映画を彷彿とさせる古臭さを現代の技術で作ったことに意味があるんだと思う。「技術」と「登場人物たち」をうまくリンクさせて丁寧な描写にしていた。
これは夢の話だけれど、理想の話ではないんだなと。
まあでも、人に勧められるかっていうとそうでもないです。名作には違いないけど好き嫌いがわかれる理由がわかった。でも、この映画しんどい…って思った人こそ登場人物にのめり込んだ人たちだし、そういう意味では凄い作品だと思います。
見て良かった〜!

追記
思い返せば思い返すほどこの映画はいい映画だったと思う。ので点数あげました。
サントラを聴いていると、いろんな感情が蘇ってくるんですよね。
この映画、誰でも持ってる大切な思い出のような、心の奥底に大切にしまい込んでいる宝物のような、そういう映画なんだと気が付きました。
あの恋は叶わなかったけれど、あの夢は叶わなかったけれど、だからこそ今の自分がいる。もしもを想像して、後悔しないと言ったら嘘になるけれど、それでもときたま大事に取り出してはあの日々を思い出す。そういう経験、誰にでもあるんじゃないでしょうか。
いい映画だったな…。

さらに追記
なんか地上波で放送されていろんな人にこき下ろされてたけど、あの結末は「ふたりがお互いに幸せ」なんだからあれでハッピーエンド(少なくともバッドエンドではない)なんだよ…いろんな幸せの形があってどれを選ぶかはそれぞれの自由なんだよ〜う!
ひ