コマミー

インクレディブル・ファミリーのコマミーのレビュー・感想・評価

4.7
[家族に不可能はない]

「Mr.インクレディブル」を覚えているだろうか。かつて街きってのヒーローだった、Mr.インクレディブルとイラスティーガールだったが、夫婦となり、子供をもち、その後、ヒーローを禁止してしまった中で、家族揃ってヒーローになり、凶悪な敵に立ち向かう物語だった。
私は、この作品がお気に入りだった。当時、自分にとってのベストが「トイ・ストーリー」だったのが、この作品になったのは、理由がある。それは、普通ヒーローは、ヒーローを続ける事を嫌がる。だが、この家族はヒーローである事を楽しんで、望んでる。我々が想像するヒーロー像を越えたのが、この作品だった。

さて、長い前置きはそのくらいにして、続編を。前作のラストのシーンから、始めた所がグッド。これは興奮させられる。そして、次に良かったのは、画面の演出である。
すごい独特なカメラ流しである。イラスティーガールのアクションの時がもう、最高だった。テンポも調度いい速さだし、監督のこだわりが見てとれる。

監督のこだわりと言えば、もうひとつ。予告編でも観てとれる通り、この作品、何かに似ている。そう、「ミッション・インポッシブル」だ。監督が、「ゴースト・プロトコル(4作目)」を監督していた事もあり、ヒーロー映画にスパイ要素を兼ね備えることによって、すごい面白い、ヒーロー映画に繋がったのだ。

本当に最高でした。仕事終わりに、いいリフレッシュ体験出来ました!

同じ週に、「フォールアウト」を公開させたというのも、たぶんそうゆう意図があったのかもしれませんね。

まさに退出"インポッシブル"な体験でした。
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