蛇らい

インクレディブル・ファミリーの蛇らいのレビュー・感想・評価

3.6
前作と比べて、同じテンションの楽しみ方ができてよかった。続編になるとガラッと違う映画になるものもあるけど、新しい要素も増やしつつ、いい部分は引き継がれていて安心した。

テーマとしては大きく分けて"家族のありかた"と"ヒーローの社会的地位"にスポットが当てられていた。
予告にもあるとおり、パパがジャック・ジャックの育児をすることになる。育児の大変さをジャック・ジャックの能力を制御できないという描写で比喩されていて、スーパーベイビーを育てることと普通のあかちゃんを育てること、大変さになんら遜色のないことだと解りやすく、尚且つ押し付けがましくなく伝わってきた。

今回の敵キャラは最近のトレンドとも言える、一概に100%悪!と言い切れない行動原理、考え方をあわせ持っているタイプの敵キャラだった。電波ジャックして、自分の言い分を言うシーンがあるのだけど、芯を食ったけっこうなことを言っていてドキッさせられた。

展開的にはそんなに意外性はないけれど、最後の最後まで楽しめた。ママの魅力も爆発していて最高だった。

捕捉として、
・ダッシュの声が変わって、特有のクソ
ガキ感が減っていて残念だった。
・めちゃめちゃ活躍する永遠の2番手、 フロゾンが大好き。
蛇らい

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