公開してすぐ、レイトショーに行ったんですがエンドロール終わって灯りがついても老若男女ほとんどの人が涙を拭いていました。
実話なことを知った上で観ましたが、心底感動すると共に奇跡って本当にあるのかもしれないなと。
母親も家族も、どれだけ離れていてもやはり親であり家族なんだということ。同時に、血が繋がっていなくても愛情を目一杯注いで育ててくれた人もまた「母親」であるということ。
自身にとってどちらも心から大事なその両者の間で揺れ動き葛藤するサルーの“信じる力“と、そのサルーを想う人達の“信じる力”に目頭が熱くなりました。
インド在住の何千人もの子どものなかからこの作品のためだけに選ばれたというサルーの子ども時代を演じたサニーパワールくんの表情、演技力も素晴らしい。この子が大人になって名俳優になったら素敵だな。
ヒューマンドラマ系や観る前から解っている感動系にはあまり手を付けませんが、心底観てよかったと思います。
人と人の絆や愛に触れて、心が芯からあたたかくなる作品です。
