奏音

LION ライオン 25年目のただいまの奏音のレビュー・感想・評価

4.8
質の高い映画でした。
迷子になってから故郷に帰るまでを主軸に、恋人との関係や親子関係のストーリーがバランスよく配置されているので、散らからりも飽きたりもせず楽しめました。
サイドストーリーをもっと掘り下げれたところを掘り下げず余計なところは削って、メインストーリーをとにかく良質に作った感じ。
降旗監督の『追憶』みたいだなーと、日本映画的というか。

不自然なカットや不要なカットも無い。画や演技で説明するので難解でもない。ストーリーも映像も壮大。音楽は静かすぎずうるさすぎず。Siaの曲もぴったり。演技とは思えないほどの演技力。ほんとに良質!
日本映画とハリウッド映画のいいとこ取りみたいな映画でした。

空気感?フィルムの質?っていうですかね、しっとり湿度を感じるのに壮大な映像が独特です。製作がオーストラリアだから?

インドのお兄ちゃんがはちゃめちゃに良いお兄ちゃんだし足が長くてあまりにも素敵です。そして切ない。
主人公の幼少期の子がめっっっちゃ可愛いです。可愛いけど、走りっぷりが凄い。個人的なおススメポイントです。笑
奏音

奏音