あきしげ

ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行のあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
アメリカンなバカ映画の王道。

良かった点。

・主人公やヒロインは徹底的なバカ
・エンドロールのNGシーンが良い

悪かった点。

・好みがハッキリ分かれる
・本編は一切笑えなかった
・個人的に好きになれない

バカ映画は基本的に好き。
下ネタはある程度は許す。
バカは突き抜けないと微妙。
笑いを下ネタに頼るのは論外。
全体的に笑いのセンス微妙。
個人的に嫌いな部類です。
本編に面白さを感じない。

とにかく、下ネタを出せばいい。
そんな安直な演出で笑いを取る。
シニカルな笑いは求めていない。
だけど、下ネタ以外が要素なし。
アドリブも下ネタありきの要素。
バカと下ネタは似て非なるモノ。
これを繋げるのは簡単なやり方。
それを避けてやるのが巧みな手。

本作はバカ正直なストレート。
投げる前から表情に出ている。
男子中学生が喜ぶネタが満載。

キャラクターのバランスも一見して良い。
ぶっ飛んだヤツと意外にも冷静なヤツで。
しかし、バカ映画は暴走具合が命である。
どちらも中途半端に抑えられている状態。

セリフは下ネタ満載なのに実際の行動は意外にも大人しい。
これが本作において一番足りない部分で遠慮している部分。

突き抜ける要素がないバカ映画は拍子抜け。
表面的に思い切りやっているが中身は違う。
もっとメチャクチャにしても良かったはず。
それを感動路線に持っていこうとする演出。
ここが気に食わない部分の一つでもあった。

最後の歌うシーンは当然だろう。
歌わなきゃ意味がないキャスト。
その為のキャスティングのはず。

残念ながら個人的な好みが出てしまった作品。
あきしげ

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