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女虐のnyakoのレビュー・感想・評価

女虐(1996年製作の映画)
3.5
まだ初々しくヤバイサダヲちゃんが見れます。

17歳の主人公エイジは密かに脳内麻薬様物質分泌促進剤「MY SON」を完成させた。
それは痛みから人間を守る究極の鎮痛剤。
母の研究所に侵入し、薬剤へ混入。
そこへ来ていた3人の被験者の女性がそれを服用。
主人公はそのうちのひとり、りかと親しくなってゆく。
りかは不眠症で部屋にはカウチと自分より巨大なサボテンだけの部屋に住んでいた。

主人公は人類を幸せにする究極の薬を完成させてるつもりだったけど、痛みが快感(エンドルフィン)に変わってしまうということは…もちろんどうなるかおわかりですね。。

佐藤寿保監督の作品の独特な世界観が楽しくて、GYAO!配信からちょこちょこ鑑賞。
作品はエロだったり(タイトルものすごい)、痛いっていってもSMだったりするのはあったけど…
ここまでグログロなのを観るのは初めて。
手に衣をつけて天ぷら揚げるとこまでは爆笑してたんだけど、もうそのあとはもうイタイイタイイタイ…
腕とか目玉とか体中、刺したり切ったり食べたり、それはそれは大変なことになります。
それを遠くのビルからビデオカメラで監視するサダヲちゃん。。

さすがにその場面は痛すぎて直視できん。。伏し目がちに鑑賞。
これは自虐もの好きな方にオススメ。

りかの脳波を測るとエンドルフィンがでっぱなし。
他の二人は自傷行為に溺れるが、睡眠障害のせいかりかは違った方向へ。
サボテンバックに白昼夢エチからのスプラッター。
はらわたの海へ潜り、波がきらめく思い出の海へ。

ラストもサボテンの荒野。無国籍風で独特な美学感じるエンド。
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