なの

マネー・ショート 華麗なる大逆転のなののレビュー・感想・評価

3.7
おそらく、金融市場の知識が少しでもない人は最初から最後までちんぷんかんぷんな内容。
ただ、根幹となっているのは「金融業界が行ったことへの倫理観を問う」というテーマなので、その雰囲気だけは感じ取ることができると思う。

いずれにせよ、知識をもって鑑賞するほうがより面白くなるはずなので、
「CDO」、「CDS」、「モーゲージ債」あたりの用語は調べておいたほうが良いかもしれない。

しかし、邦題は「華麗なる大逆転」などと銘打っているが、本作の主眼は確実にそこではない。
全体的に明るさを感じる宣伝の仕方も含め、日本ではこの映画の本来の魅力が十分に伝わっていないのが惜しい。
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