べに

弁護人のべにのレビュー・感想・評価

弁護人(2013年製作の映画)
3.8
日本で特高や治安維持法なんていうと小林多喜二とか、「スパイの妻」とか思い出すし、それって第一次世界大戦〜第二次世界大戦迄で、1945年には廃止されているけど、
韓国ではオリンピック開催の何年か前までこんな状態だったのか、と改めてビックリ。

ソン・ガンホ演じる弁護士が、学歴はないけど物事を見極めるセンスで経営的には成功を納めるも、周囲に影響を受けながら警察など権力と闘うことになる。

盧武鉉元大統領の弁護士時代がモデルだそうだけれども、
商売としての弁護士業で巷の動向を見極める目も鋭く、また地元弁護士大御所から可愛がられてたみたいなところとか、不動産登記関連だろうが税金関係だろうが公安関係だろうがコレと決めたらキチッ!と仕事することとか、素晴らしい弁護士でした。

それをソン・ガンホさんのチャーミングな演技でとても人間味溢れる人物に描けてました。

それにしても韓国映画って拷問とか含めて肉体虐める描写がグロ過ぎて、そこはちょっと苦手です。
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