弁護人の作品情報・感想・評価・動画配信

「弁護人」に投稿された感想・評価

武藤

武藤の感想・評価

5.0
この作品はソン・ガンホさんの代表作なのかもしれない。
果たして、誰が、この役を彼のような存在感を持ってやれるのか。
その迫力、まるで、そこに、そういう弁護士が実際にいて僕たちに熱弁をふるっているかのようでした。
心揺さぶられる法廷劇でした。
見る価値のある作品です。
富士山

富士山の感想・評価

5.0
背景云々を抜きにしても、娯楽映画として完璧な構成。自分の力でのし上がったけれども、人情に厚いが知的で、家族想いな主人公。自分のまわりしか見てこなかった彼が、衝撃的な出来事で社会に目覚め、持ち前の熱い想いを爆発させて、理不尽で暴力的な権力に立ち向かう。しかも、警察も検察も裁判官も、直接の関係者全員がその権力は滑稽で空虚な、理不尽な存在であると気づいておりながら、安易な惰性と近視眼的な価値観で続けている状態が描かれており、ある種の免罪がなされています。オチも日本のクソドラマにあるような、何でもかんでも主人公が活躍して悪を懲らしめハッピーエンドではない、より重厚な視聴感をもたらしてくれるものになっています。
良い映画でした。

映画が始まる前に
ソンガンホさんからのメッセージ映像があったのですが、
挨拶も清々しくて期待感高まりました☺️🍀✨


罪を捏造され、真実を捻じ曲げられる。
取り調べとは名ばかりの拷問には、胸が痛みました。


暴力軍人の憎にくさ。
そして、法廷での弁護人とのバトルシーンは凄かったなぁ。


ソンガンホの
裁判での熱い弁論が印象的で、
その迫力に圧倒されました。


あとは、
事務長さんのコミカルな感じが好きでした。特に、書類投げの場面ww


新聞記者役のイソンミンと
おばさんの息子役のイムシワン!
最近見始めた韓国ドラマ『ミセン』でも絶賛活躍応援中です✨!


今後、間違いなく思い出してしまうであろう、心に残る映画でした。
satoko

satokoの感想・評価

4.0
タクシー運転手、に続いて
軍事政権化の韓国。きちんと裁かれるはずの裁判所でさえ、裁かれずなんとも理不尽な事件。昔の韓国の国家権力の恐ろしさに胸が苦しくなる。

映画としても注目してるソンガンホの迫力ある演技に目が離せないが、イムシワンの体当たり演技が苦しいほど感情移入した。
櫻子

櫻子の感想・評価

3.7
ソン・ガンホ演じる主人公ソン・ウソクは、故・盧武鉉大統領をモデルにしている。

以下自分のための補足メモ

本作では、1978年から87年頃までの韓国・釜山を舞台に、ソン・ウソク≒政治の世界に進む前の廬武鉉(ノ・ムヒョン)の姿が描かれる。もちろん映画向けに創作された部分もあるが、大筋では事実をほぼ正確に描いているという。

 では、廬武鉉の歩んだ道を、簡単にまとめてみたい。それは即ち、本作の内容の紹介になるし、主演俳優のガンホが、朴政権に目を付けられた理由の説明にも繋がる。

 1946年、釜山の貧しい農家に生まれた廬武鉉。頭脳は優秀ながら、お金がなかったため大学に行けず、アルバイトをしながら司法試験の勉強を始めた。

 途中3年間の徴兵期間を経て、75年=29歳の時に、司法試験に合格。裁判官を経て弁護士となる。本作ではこの辺りから文字通り彼の弁護人としての活動が描かれる。弁護士活動が注目され、廬武鉉は、野党政治家で民主化運動のリーダーの1人だった金泳三(キム・ヨンサム)から、政界入りを薦められる。そして88年に、国会議員に初当選。政治家の道を歩むこととなった。
 国会での鋭い不正追及でスターとなった廬武鉉だが、権力側と野合を行った金泳三とは、やがて袂を分かつこととなる。金泳三は93年に大統領となるが、それも原因となって廬武鉉は、選挙では落選を繰り返すこととなる。

 しかし98年に大統領となった、“左派”で“進歩派”の金大中(キム・デジュン)の下で、2000年に閣僚入り。廬武鉉は海洋水産部の大臣を務め、次期大統領候補に浮上する。
 そして2003年、金大中の後を継ぐ形で、廬武鉉は大統領選に勝利。第16代大韓民国大統領に就任することとなった。

 韓国の大統領の任期は、1期5年と決まっている。廬武鉉政権の任期は、改革志向の政策を“保守系”のマスコミから目の敵にされたこともあって、批判に曝された5年間となった。不動産政策の失敗や経済的不平等の拡大に失望の声が上がり、北朝鮮に融和的な“太陽政策”が、北の“核実験”によって破綻したことも重なって、支持率は急降下していった。
 金大中・廬武鉉と続いた、10年間の“左派”“進歩派”政権に見切りをつけた国民は、2008年、次の大統領に“保守派”で“右派”の李明博(イ・ミョンバク)を選んだ。

 では退任後の廬武鉉は、どんな生活を送ったのか?失意の日々を送ったのか?
 そうではない。彼は故郷の農村に戻り、村の人々と農業の研究に勤しんだ。そして合鴨農法など環境型の農業を進め、農村の収益を高めることに貢献しようと努めたのである。それは、立ち遅れた地方の現実を何とかしたいという、彼の願いであった。

 こうした振舞いが、好意的に受け止められた。現職大統領としては記録的な不支持に泣いた廬武鉉は、退任した大統領としては、最高の人気を得ることとなったのである。
 これを深刻に受け止めたのが、廬武鉉の後を襲った、李明博大統領。就任直後から失政が重なって、前任者と比較されることが多くなった李明博は、マスコミ規制を強めると同時に、廬武鉉の“政治資金”を徹底的に洗い出そうとした。
 強大な権力を誇る韓国の大統領は、ほぼ例外なく、“金絡み”のスキャンダルで末節を汚してしまう。大統領自らが汚職に手を染めて断罪されたケースもあれば、その身内や側近が権力を笠に着て、不正な金を手にしていたケースも多々ある。
 廬武鉉は弁護士出身ということもあり、その辺りはかなり注意深く、不正な金は受け取らないように、借用書などの証拠を残していた。しかし大統領の任期中に、妻が企業家から100万ドルを受け取っていたことが、発覚。以降、自らも検察の厳しい調査を受けることとなった。

 大統領任期中に、検察の改革にも手を付けようとし、その幹部を度々批判してきたことも災いした。廬武鉉は数カ月に及ぶ厳しい取り調べで健康を害し、心身共にボロボロになっていった。
 遂には2009年5月23日。自宅の近所の山に登って、投身自殺を遂げてしまう。

判官びいきの側面もあるだろうが、廬武鉉の死後、彼を惜しむ声は尽きなかった。そして、彼を死に追いやった李明博政権を批判する声が、高まることとなった。
 2013年2月に誕生した朴槿恵(パク・クネ)政権は、李明博と同じく“保守系”で“右派”。1963年から79年まで16年間に渡って軍事独裁体制を敷いた朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の娘であり、その影響もあったのか、強権的な政権運営で、“左派”“進歩派”を締め上げる動きを強めた。

 本作『弁護人』は、朴大統領就任から10カ月経った、13年の12月に韓国で公開されたが、その際にマスコミは妙なリアクションを見せたと言われる。ソン・ガンホを筆頭に、クァク・ドウォン、オ・ダルス、アイドルのイム・シワンなど有名俳優が多数出演しているにも拘わらず、“保守系”の全国紙が、事前の映画評などをほとんど掲載しなかったのである。
 公開後、観客動員が1100万人を超える、大ヒットとなった後は、さすがに無視できなくなったと見えて、論説やコラムなどで本作に触れるようになったというが、これは廬武鉉とは正反対の政治姿勢である、朴槿恵への“忖度”だったと見られる。映画『弁護人』を取り上げることに関して、自主規制を掛けたわけである。


引用https://www.thecinema.jp/article/777
ちぃ

ちぃの感想・評価

5.0
1981年に軍事政権下の韓国で実際に起きた冤罪事件である釜林事件を題材にしたヒューマンドラマ。
不当に逮捕された被告の弁護人がさまざまな困難に遭いながらも奮闘する姿を描いている。実際の冤罪事件をテーマにしたスリリングかつ人情味たっぷりの物語が見どころで涙なしでは見れませんでした。
SH

SHの感想・評価

3.9
生きることに精一杯にしろ、
政治が行っていることを知らない、知ろうとしないことの恐ろしさ、無責任さ。
マス・メディアを疑わず鵜呑みにすることの浅はかさ。
弁護士ソン・ウソクの姿から改めて気付かされる。

この映画は韓国の軍事政権下での事実に基づき作られている。
ただ今の日本でも私たちが政治に関心を持ち監視していかなければ、いかに酷いことが行われ社会や個人に不利益がもたされてもおかしくはない。
papapaisen

papapaisenの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

知れば知るほど韓国という国がやべぇ。
タールみたいに真っ黒な歴史がわんさか出てくる。フィクションかと思ってみてたのに…衝撃やわ。
ソン・ガンホさんの力強過ぎる演技に痺れる。
Reon

Reonの感想・評価

3.8
弁護士時代の盧武鉉16代大統領がモデル。
釜林事件がベースの物語。

中盤からグッと面白くなり法廷でのソン・ガンホさんの熱演は感動ものでした。

こういう熱血な人が後の大統領になっていくのですね。
それにしても警察の拷問は酷いです。
moi

moiの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

惹き込まれて夢中で鑑賞しました。
結局、学生達を無罪に出来なかった事とか
本作モデルのノ・ムヒョンは、大統領にまでなったけど結局、最期は自殺とか
主演のソン・ガンホは、主な理由は他にあるみたいですが、この映画の主演というのも原因の1つで、パク政権時代の政府のブラックリストに載って目を付けられてたとか
韓国の闇が深すぎる…。
まだ戦時下って事もあるからかな…。

ラストは、かろうじて少し救われました。
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