青々とした若い頃、女性に対して「不思議な生き物だなぁ」なんて感じた、あの感覚をかなり忠実に再現させられる映画。
女同士で変な空気になったのに、表面的にはそれが無かったかのように振舞う。そんな奇妙な場面が続く、続く。それが日常のようになって油断していると、急に爆発したり、ぶっ倒れたりする。
あ、なんか女性の悪口みたいになっていますが、そういうことではありません。
5時の鐘にも懐かしい感情を再現させられた。それが何か書いてしまうと、ネタバレになってしまうのでやめておきます。的外れな解釈かもしれませんが、念のため。
夕暮れに空気がピンクに染まる画が印象的。作り手の好きな画なんだろうなぁ、と思って観てたけど、これは5時の鐘と対になる映像なのかな。
年齢的にはかなりいいオッサンになったけど、女心は相変わらず分からないや。この映画もよく分からない。
でも懐かしい感覚と感情に心がそわそわと揺れ動いた。それを味わえただけで良いのかもしれない。