映画館にて
公開初日だからか、普通のシネコンもほぼ満席でびっくり
自分の死を伝えるために12年ぶりに家に帰って来た息子。久々の再会に喜ぶ母親と、兄の存在がほとんど記憶にない妹。ハグしたその瞬間、そのちょっとした仕草で弟と打ち解けていないことが分かる兄。その嫁。
何故彼が12年という時間を空けてしまったのか…最後まで謎のまま終わるのですが、1日でその長さを埋められるわけがなかった
ドランの作品に必要不可欠な"母親"よりも、とことんひん曲がった短気な兄を演じるヴァンサンカッセルのインパクトが凄まじい
突然爆音で鳴り響く音楽と接写とフォーカスで遊びまくってる映像、ラストで痛いほど吐き出される登場人物の気持ちにクラクラした
もう少し早く帰っていればあの結末にはならなかったのかもしれない