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マルガリータで乾杯を!のtoshiのレビュー・感想・評価

マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)
3.8
インド映画であることに戸惑いと驚きを感じる本作でございます。障がい者、同性愛、バイセクシャル・・・。同じ障害を持つ女性とのレズビアン、健常者である男性とのSEXシーン・・・。過激なシーンではありませんが、インド映画でその様な場面を目にするとは思いませんでした。

障がい者のライラは、音楽が好きで、男の子も好きなごく普通の女子大生。ただ障がい者であるが故辛い事も沢山経験します。そんな中ニューヨークの大学に編入後訪れる彼女にとって大きな変化となるある女性との出逢い。同じ障害を持つ女性ハヌムとの恋、二人は惹かれあいますがライラの健常者ジャレットとのたった1度きりの浮気で二人の間に溝が出来ます。そんな時に起きるライラにとってまた辛くて悲しい出来事。

内容は重いのですが、何故かライトな気持ちで観る事の出来る作品でした。ライラをずっと優しく見守り続ける母親の存在がそうさせてくれたのかもしれません。お母さんが優しすぎます。

ライラ役である女優カルキ・ケクランの演技が本当に素晴らしいです。DVDには特典映像で彼女の本作に対するインタビューがありますが、あまりの美しさに感動致しました。アン・ハサウェイを彷彿とさせる美貌。特典映像、必見でございます。
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