原作は読んでいないのですが、予告で凄く気になっており本日鑑賞してきました。
杉咲花さんはなんかすごいですね。こういう表現が正しいかわかりませんが、今作前半の泣きのシーンとか全く別の人が演技している様にしか見えません。兎に角すごいと思いました。
杉咲さんの演技が凄すぎて書かずにはいられずでしたが、続いて言いたいのは・・・。
純粋で心がきれいな人、正義感が強い方は今作観るとかなり不快になるかもしれませんのであまりお勧めできません。とんでもないクズキャラが複数人登場します。こんな奴らが目のお前に居たらフルボッコしたいほどのクズでした。もやは人間ではないな！と思うほどに酷い！
テーマも重いものが幾つかあります。感情移入はできるのですがずっと重いです。でも私は嫌いな作品ではありませんでした。
杉咲さん演じるきなこと少年の生活、志尊淳さん演じるアンさんは何でそんな不自然な髭があるんだろうとか、また今作が何故５２ヘルツのクジラ「たち」なのか、２時間強の若干長尺ではありますが丁寧に描かれているなと思いました。
因みに５２ヘルツのクジラの鳴き声ってあまりにも高音で誰にも聞こえないらしいですね。先日人間ドックに行きましたが、年々加齢が重なり聴覚検査で高音が徐々に聞こえなくなってきました。数年前までは全く問題なかったのに、先日のドックでは高い音なのか耳なりなのか殆ど分かりませんでした。
やっぱり年は取りたくないですね。
