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劇場版 おいしい給食 Road to イカメシのtoshiのレビュー・感想・評価

5.0
市原隼人さん演じる甘利田先生が給食を美味しく食するだけの作品。但し沢山の笑いや感動がちりばめられている作品でもあります。
ドラマから始まり劇場版も制作され、シーズン2もドラマ+劇場版が上映、そんなアツいシリーズが今回シーズン3もドラマ+劇場版で帰ってきました。
尚、今作シリーズもドラマ、場版も共に前作とシーズン1から大きな変化は殆どありません。大きな変化といえば甘利田先生のライバルが今シーズンから変わったくらいでしょうか。
演者さんで言えばマドンナや校長先生も変わっていますが、それはシーズンごとに変わっているのでこれも大きな変化ではないでしょう。
甘利田先生がただ給食を食べるだけなのは勿論、細かなことを言えばOP、挿入歌、ED曲も同じ曲(EDはVer変えていますが)。でも、今作シリーズのいいところは根っこにあるものを徹底的に変えず続編を作り続けているところだと個人的には思っています。
だからシーズン1から見ている人にしか楽しめないのでは?と思われがちですが、そんなことは無くて・・・。例えば何で甘利田先生がそんなに給食が好きなのかはシーズン1から3まで毎回OPで説明しているので、それだけ頭に入っていればその後の展開は十分に楽しめると思います。
勿論全シリーズを鑑賞した方はもっと楽しめます。
シーズン1の常節中学校関連を今作にさりげなく盛り込み、シーズン2の黍名子中学校に関してはハガキが伏線になってあんな素敵なシーンに繋がるなんて。あんなの絶対泣いちゃいます。またホワイトマンをシーズン2からシーズン3にあんな形で引き継ぐのも素敵。
そして変わらないED曲「君の花」。個人的には名曲過ぎて曲聴くだけで涙してしまいます。市原隼人さんもこの曲が大好きだそうです。また毎回エンドロールに流れる、おいしい給食当番の方々のたくさんの名前を見ていると「みんなおいしい給食が大好きなんだな」とまたまた涙です。
公開初日舞台あいさつの動画を拝見しましたが、平日にもかかわらず580席くらいのスクリーンが満席だったとかで急遽2回目も挨拶を実施されたとのこと。そして2回目も満席。原作もない全くのオリジナルで1の劇場版では殆ど観客がいなかったみたいですが、市原さんと制作陣の今作に対する強く熱い思いがここまでの結果につながったと思います。
今作も大満足での鑑賞でした。
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