ワイカ

ヴァレリアン 千の惑星の救世主のワイカのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

 上映時は、主役の2人のルックスが子供っぽいためお子ちゃま向けの映画かなと思って敬遠していた作品。でもNetflixに出てたので軽い気分で観てみたら、ちゃんと大人が観れるSFで普通に楽しめました。

 まず導入部が良いです。ボウイの「スペースオディティ」とともに、宇宙ステーションでの数百年にわたる「出会い」を時代ごとに次々と見せていくシーンは、他ではあまり観たことがなく新鮮でした。美術、映像面も比較的斬新で、ハリウッドとは一味違った美しさがあります。ユニークな発想の未来像もいろいろ盛り込まれ、全体のストーリーや設定も悪くなかったです。途中途中のちょっとした笑いもベッソン監督っぽく、うまく緩急がついてました。

 ただ、最後に明かされる悪人の陰謀には深みがなく、もう一捻りほしかったところ。いい人っぽい人がいい人のまま終わるなど、意外性も少なかったです。リアーナの宇宙人はインパクトのあるとても良いキャラだったのに、あんなことであっさり死んじゃったのも残念。あとイーサン・ホークの無駄遣いがすこい!苦笑 

 主役2人は実際にはそれほど子供っぽくはなく、普通の感覚で観れました。でもあの男の子の方は、いつも目の下のクマ?しわ?が気になります。寝不足?

 久々に見たクライヴ・オーウェンは、ちょっと老けてました。こちらもややもったいない使い方でした。

 途中まで観て夜中だったからいったんやめて、次の日もう一回そこから観たら、中身を完全に忘れていて一から見直しました。そのくらいの話かも知れません。
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