ロク

ヴァレリアン 千の惑星の救世主のロクのレビュー・感想・評価

3.3
スター・ウォーズを始め後のSF映画に多大なる影響を与えた伝説的SFコミック「ヴァレリアンとロレリーヌ」シリーズをリュック・ベッソン監督がフランス映画史上最高額の1億9700万ユーロもの巨額の製作費を投じて20年越しで遂に映像化したのが本作。主役のチャラいながらもやるときはやる連邦捜査官のヴァレリアンを演じたデイン・デハーンとヴァレリアンからの好き好き攻撃にウンザリ気味な相棒の美女ロレリーヌを演じたカーラ・デルヴィーニュは悪く無かったしデビット・ボウイのスペース・オディティがBGMで流れる中徐々にアルファ宇宙ステーションが出来ていく冒頭の描写や映像美は素晴らしかったんだけどね~如何せんストーリーが平凡というかおちゃらけ過ぎな感じで原作の良さが出ていない感じがしましたね。まぁ、リアーナ(彼女の登場シーンは本作のハイライト!)、イーサン・ホーク、ルトガー・ハウアーからハービー・ハンコックまで無駄に豪華な出演者を揃えベタなギャグや子供が飛びつきそうなガジェットをブッ込みまくるベッソン流スペース・オペラだ!と言ってしまえばそれまでなんだけれどね。少し期待外れだったかな。
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