あきしげ

ディアボリカルのあきしげのレビュー・感想・評価

ディアボリカル(2014年製作の映画)
2.0
サウス・バイ・サウスウエストで反響。
SF・タイムトリップ・ホラーである。

マディソンはシングルマザー。
息子ジェイコブと娘ヘイリー。
三人はアメリカンな家に住む。

ただ、マディソンは悩みを三つ抱える。
・家計が苦しくて家賃滞納
・ジェイコブの短気な性格
・顔面が溶けた怪人の出現
シングルマザーには厳しい現実である。

家計についてだが、
マディソンは無職。
ほぼ部屋着で登場。
説明はありません。

ジェイコブは父親譲りの短気だが、
肝心の父親は顔すら登場しません。
どんな人間か200文字のセリフ。
それだけで判断するのは至難の業。

上記の二つはあくまでオマケ。
そうだと思ってしまえば問題はない。
だけど、本作はちょっと違う。

顔面が溶けた怪人は本作最大の目玉。
このインパクトだけで持っています。
逆にこれ以外は説明不足でつまらん。

前半ではホラー映画さながらの演出です。
ポルターガイスト現象が起きて、
次に大きな音が別の部屋でして、
最終的に焼きただれた人間が登場します。

よくあるホラー映画だから新鮮味は皆無。
ただ、このままホラー路線にすれば良かった。
そう思えるぐらい後半はグダグダになる。

中盤で科学教師の恋人が本格的に登場。
科学に精通しているならなぜ相談しなかった。
結構経ってから恋人が事実を知ります。
なぜかマディソンと恋人がベッドにいる時は、
その人間たちは都合良く出てきません。

後半では完全なるSF映画になります。
とは言ってもホラー要素を引きずります。
中途半端にホラーとSFでチグハグに。
風呂敷を広げたけどたたみ方が分からん。
そんな声が聞こえてきそうな終わり方。

全体的に説明不足すぎるので面白味に欠ける。
一番重要な家へのこだわりが説明されません。
家にこだわるマディソンの意図が分からない。

不動産屋が好条件を出しているのに断ります。
「今はそれどころじゃない」というセリフ。
これで2、3回片付けられてそのまま終わる。

そして、大問題となる出現する怪人たち。
彼らの正体はタイムリップした人間だが、
最後に登場するアイツは何をしたいのか。
意味不明すぎて最後の説明を期待したが、
まさかのブラックアウトで丸投げは絶句。

主演のアリ・ラーターは頑張っていた。
本当に美人さんだし母親役もいい感じ。
ただ、説明不足すぎた本作は残念です。

RE-164