前2作と比べると主題がシーザー個人の葛藤が主題だからか、ちょっとゆっくりした感覚を受けた。
他のエイプが非言語でコミュニケーションしてたら、ハンドサインを解さないバッドエイプの存在がもっと生きたような気がする。
ノヴァがポスタービジュアルにもいるから、最後何かキーになって終わるのかと思ったけど、普通に終わって肩透かしを喰らった感覚。
この新3部作の面白いなと思うことはあれこれと続きものとしての要素や、別視点でストーリーを広げる可能性を全く消し去り、ほとんどシーザーの視点に拘り続けているということ。
パンデミックの恐ろしさについては「別作品を参照ください」といわんばかりの潔さ。
クライマックスの爆破の後の雪崩を含めて「自然」への畏怖と「技術」を使いこなすことの難しさのメッセージを感じた。
ただ、流石にあまりにも銃弾が当たらなさすぎる気はした。
