あきしげ

ニック/NICK リベンジのあきしげのレビュー・感想・評価

ニック/NICK リベンジ(2013年製作の映画)
3.0
リベンジするはずがリベンジされる。

良かった点。

・低予算ながら創意工夫が感じられる
・地味だけど要所を押さえている
・クライマックスでの場面転換は良い演出
・クロメルの存在感

悪かった点。

・悪役が少しマヌケに見える
・ニックは無敵じゃないが無敵に見える
・ニックが暴れたくても予算がない

ドイツのアクション映画。
テレビ映画のシリーズ。
ある意味、豪華なテレビドラマ。

ティル・シュヴァイガーが主演の意味がある。
絶妙なバランスを出している。
静と動がある作品で上手く立ち回る。
ただ、何度か暴走しようとして止められる。
意外にもちゃんと言う事を聞いてしまう。

製作陣の熱意が伝わる作品。
ちゃんとした作品を作ろうとしている。
だからこそ出演者も気合いが入る。
主人公は当然のようにキャラが立っている。
脇役だってちゃんとキャラクターがある。

その中で登場するクロメルという人物。
薬物に詳しく、某麻薬組織を追ってきた刑事。
彼の立ち回りで状況が変わっていく。
クライマックスはなかなか強烈な見せ場がある。

期待していなかっただけに良かった。
ティル・シュヴァイガーはいい感じです。

製作陣が本気で良作を作ろうとしている作品。
あきしげ

あきしげ