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サリヴァンの旅のSIのレビュー・感想・評価

サリヴァンの旅(1941年製作の映画)
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2021.9.10
自宅TVにて鑑賞

社会派を夢見る売れっ子コメディ監督サリヴァンは、社会の実情を知るためにスラム探訪を始める。女優の夢破れた美女と道中出会い惹かれあうが、貧民に襲撃され手違いで死亡扱いとなり、身元不明として強制労働所に収容される。そこでの映画会で囚人が心から笑っているのをみたサリヴァンは、「自分がサリヴァンを殺した」と嘘の自白をすることで出所、美女と結婚しコメディ映画を作り続けることを決める。

プレストンスタージェス監督。ヴェロニカレイク。
笑って泣けるヒューマンコメディ。暗い時代には明るい映画、という鉄則をしみじみと感じさせる素晴らしい映画だった。
若干テンポがゆるい。コメディセンスが分からず、冒頭のカーチェイスが一番笑えたか。

ラスト。観客の笑顔の高速モンタージュ。痺れた。古典的ながら、素晴らしい。

ヴェロニカレイクの気品が印象的。とんでもなく綺麗。

映画づくりに携わる身としては、心に残る映画でした。
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