サリヴァンの旅の作品情報・感想・評価

「サリヴァンの旅」に投稿された感想・評価

tych

tychの感想・評価

4.0
ホームレスに扮したリッチな映画監督と美人女優が出会って旅する上質なコメディ。1941年の作品だが、今でも十分鑑賞に耐える。
笑う事が人生の支えとなる全ての方々へ捧げたプレストンの思いは80年近い歳月が経過した今でさえ、産地アメリカから遠く離れた日本にもしっかり届いております プレストン・スタージェス「サリヴァンの旅」

まずはこの作品をご覧になってない方々に申したい。
必ず相応の覚悟を持って臨んで下さい。
恐らく20~30年程度の鑑賞歴の中でご覧になった(喜劇群)はあっさり本作の焼き直しに過ぎなかったと悟る筈ですから。
何を言ってんだ?チャップリンやキートン、ロイドもたくさん観たぞ、特になあ、ことビリー・ワイルダーに関してならそこらの奴らなんかに負けやしない、と仰るそこの貴方、呑気な事を言うのはもうやめましょう。
ウソだと思うならこの90分の時間を過ごして下さい。
オイ、どこのビデオ屋にもそんなタイトルの映画なんて置いてないぞ、と言われそうなので先に申し上げますがこのようなとんでもない喜劇をさりげなく店に並べてくれるビデオ屋なんて存在するわけありません。
ですから購入していただくか、TSUTAYAディスカスの無料期間でもご利用になりすぐさまご自宅に届けてもらって下さい。
鑑賞後、コイツは何とまあ、無謀な抵抗をしていたことか・・・と贅沢な後悔に悦びを味わえると保証つきで申し上げます。
既にご覧になった方はこの映画に登場する二つの名前が今ここで出されるのでは?とヒヤヒヤしてるかもしれませんがご安心下さい。
ネタばれなど平気でする不謹慎な私でもそれくらいの分別はございます。
初めてご覧になる方々はそこのところも含意して孤独にお楽しみくださいませ。
(無敵の映画)とはこういう作品を指すのです。
加賀田

加賀田の感想・評価

3.5
逮捕される速さ 場面が変わっても会話が続くところは笑える可能性は秘めていた
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.0
【苦労は買ってでもしろ!】
『101 CULT MOVIES』に掲載されているロードムービー。あのジャック・ケルアックが『オン・ザ・ロード』で旅の気持ちの比喩として本作を引用していたりする。気になっていた作品だけに年末にDVDを購入。ようやく鑑賞した。

本作は1941年第二次世界大戦中の作品。抱腹絶倒のコメディ映画なのだが、深く鋭い皮肉に満ちた傑作だった。

コメディ映画、ミュージカル映画で成功している映画監督サリヴァンは、悩んでいた。映画会社のトップは自分にコメディ映画をじゃんじゃん作らせようとする。でも自分は不況の原因を突き詰める社会派ドラマを撮りたい。遂に会社トップと喧嘩し、ホームレスの格好して町を彷徨うようになる。

最初は、激しいドタバタ劇が展開され、当時の通俗的な作品かと思う。しかし、それは巧みなギミックだった。社会派ドラマを撮りたい意識高い系男の空回り、それが笑えないぐらいどん底に落ちぶれていく。

そして、強烈な事実に気づく。
「私はコメディ映画を撮りたい。この世には笑いだけを生き甲斐にして生きている人がいる。私は全く苦労していない。」

苦労は買ってでもしろと言われるが、サリヴァンが悟る偽りの苦労と本当の苦労溝に私はノックアウトされた。

そして、ジャック・ケルアックが『オン・ザ・ロード』で本作を引用したのが凄く重要なことにも気付いた。インテリゲンチャなジャック・ケルアック達が、ブルジョワのしがらみから解き放たれたいと思い旅へ出るのとサリヴァンの動機のシンクロ率100%だったのだ。

これは大学1年生に是非とも観てほしい傑作だ。旅とは何か?貧困に関する新鮮な理論を突きつける今観ても面白い作品でした。
ゆめこ

ゆめこの感想・評価

4.2
すごい良かった!
映画みて大爆笑してるシーンと最後のセリフが好き
堊

堊の感想・評価

4.2
トムとジェリーみたいなむちゃくちゃな映画。むちゃくちゃに面白い。
まさ

まさの感想・評価

4.0
映画監督であり金持ちのサリヴァンは、次作に社会派の映画を制作するという。だが、今まで裕福に育ったてきたサリヴァンは貧しい人達の環境等を理解しないと、次作を作れないことがわかった。そこで、サリヴァンはボロの服を着てお金を持たずに、貧しい人達を理解すべく、貧困の旅にでる。

コメディ映画の名作であり、大胆なアクションや演出でとことん笑わせてくれる。現代のコメディの基礎となるような演出がぎっしり詰まっている。それでいて、ヒロインのヴェロニカ・レイクが非常に美しかったりと観客の心を鷲掴みにしてくる最高の映画だ。

なお、ただのコメディではなくて、スタージェス監督は当時のアメリカの社会問題を取り入れることを忘れていない。映画を観て腹の底から笑う人達が印象的だった。
前半と後半のテンションの差についてけるかがポイント。私は微妙についていけたと思ってる
mingo

mingoの感想・評価

4.0
あまりにも劇中にルビッチルビッチ出てくるからスタージェスはライバル視してたのか尊敬の念を込めていたのか気になるところ。
ロードムービーの傑作として名高い本作だが、トラブルですぐハリウッドに戻っちゃうから言うほどロードムービー感はなかった、、にしてもスクリューボールすぎる脚本は流石の一言。初期ディズニーのミッキーアニメーションまで堪能できるうえに、人生とは何かを学べる傑作。
コメディ映画の存在意義は全てここにある。

映画監督のサリヴァンは、次は社会問題を深く追求した作品を取りたいと思い、浮浪者の格好をし旅に出る。

これまで苦労をしたことのなかったサリヴァンは貧しい人々と生活していく中で、彼らを支えるものがなにか気付く。


素晴らしい話でした。
この映画自体もコメディで、ドタバタ感があり笑えるシーンが多かった。

改めてコメディ映画の魅力を感じられる素敵な映画でした。
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