このレビューはネタバレを含みます
ヨーロッパ映画にありがちなメリハリのなさともったりした流れのせいで、面白い話ではあるのにサスペンス感は薄く、ネリーの強い愛が分かりにくく、そのせいかせっかくのラストシーンがいまいち活きなくてもったいない。
で、人物背景わかりにくいんだよなあ。
レネが弁護士?とか全っ然わかんなかったし←私だけ?w
ネリーの過去もセリフでサラッと説明あったけどわかりにくい〜w
ラストシーンはあの歌と相まってちょっと鳥肌が立つような緊迫感があって、ピアニストと歌手の設定はこのラストシーンのためよねw
そしてもしかしたら、レネはネリーが好きだったんじゃないかなあ、と思ったんだけど。
旦那とは相思相愛だったのだろう、と思う。
でなければあんな状況下、すぐさま旦那に会いに行きたいとは思わないはずだから。
ただ、愛していたはずの妻を差し出してしまうほど、あの当時、自分以外の命の扱いはみなが軽かった。
死んでいると信じていて、そして死んでいて欲しいと思っていれば気付かないというより、気付こうとしないのだろう。
人間は見たくないものは見ない生き物だ。