あの日のように抱きしめてのネタバレレビュー・内容・結末

あの日のように抱きしめて2014年製作の映画)

Phoenix

上映日:2015年08月15日

製作国:

上映時間:98分

3.6

あらすじ

「あの日のように抱きしめて」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ずーっと暗い。
世話役の自殺した人の存在がよくわからなかったが、きっと好きだったんだろう。
一番怖かったのは、親戚の顔。
ジョニーと同じ顔。グルの顔。
ジョニーはけっこうゲスな男なのに、ネリーは一途で、健気だ。
ちょっと中弛み感があって、眠さを堪えながら視聴。
ジョニーはネリーを愛していたのか、ネリーを裏切ったのか、は結局分からず仕舞い…
こんなラストも映画なのだろうが、感動的或いは衝撃的なラストを期待してたのに…
ラストの「speak low」を歌うシーンがとても切なくて胸が痛かった

ジョニーはネリーに気がつかなかったのではなく 気づきたくなかったんじゃないかな。
ネリーとの思い出や想いを聞かれても いつも話を逸らしてばかりだった
「ラストで画面がぼやけるのは 涙のせいかな」とどなたかのレビューで読んだけど ああそうかもしれないと思った
最後の最後に切なさが込み上げた。
収容所から生還して、「再建」されたネリー。
あの場所で彼と出会って、店の名前と同じ不死鳥のように蘇った。
仕草とか匂いとか何でも、気づかないものなのかな?と訝しんだけど、本当に愛していなかったってことなのかなと思うと虚しい。
優しくて悲しげな歌声、袖から見える番号が余韻とともに残ってる。
去っていく彼女は何を思ったんだろう。
Speak low…
これは.....ひさしぶりに泣きそうになりました.....。あまりにゆっくりと、静かに動いていく映画なので、じっくりと鑑賞してほしいです。

アウシュビッツ収容所から生還したネリー。友人のレネの手引きによって顔のひどい火傷跡と銃痕を治療し、以前の顔に戻そうとします。

治療の最中、逮捕される前の夫、ジョニーに再会。ネリーの恋い焦がれていたジョニーへの再会でしたが、ジョニーはネリーに気付きませんでした。
※ここで1回目傷つきます。

ジョニーに、死んだ妻に似ているから金儲けのために妻になりきってくれと言われ、ネリーはその計画に乗ることにします。
※ここで2回目傷つきます。

ネリーになりきるための練習中に自分に近寄りすぎないでくれと宣言され、愛称で呼ぶことも禁止されます。また出会った当初のような散歩をしているときに、自分のことまで騙そうとするのかと怒られます。
※ここで何回目か傷つきます。

最後、ネリーがジョニーの親戚との食事会でspeak lowを歌い、ジョニーがはっとしてぼやけて終わる。


全体をまとめるのこんな感じです。

ここからは私の個人的な感想です。
こんなに旦那は気づかないものなのか。収容されてからもジョニーを熱望するネリーと、ネリーを死んだものと思って遺産のために行動するジョニー。2人が対照的で、2人ともあまりに言葉が少ない。人それぞれ表情からの読み取れる解釈が分かれそうだなと思います。

私はジョニーがネリーをナチスへ密告したんだと思います。だからこそネリーが逮捕される前に離婚ができたんだと思います。自分が売った女性が生きていると知ったら、ジョニーの最後のシーンも納得の表情です。

ニーナ・ホスが歌いながら強い歌声になるのがかっこよかった。時代的なこともあるけど、こんなにいろいろ考えながらみた映画はひさしぶりでした。。。。
駅での再会のシーンの表情が凄い!
さすが、プロ…恐怖すら感じる。

ラストシーンで、やっと気がついたのかな?!
2019.4.13
スマホを新しくしてから、久しぶりの記録。
途中はあまりにも静かで淡々としていたので、眠くなったけど、終わり方がさっぱりしていて好きだった。
他の人のネタバレを見て色々な解釈があることを知り、私も書きたくなった。

ジョニーはあのピアノののシーンまで彼女がネリーだと気付いていなかったように思う。生きている可能性を考えていなかったから、あまりにもネリーに似てきた彼女を気味悪がっていたのかな、と。
レネはネリーが好きだったんだっていうのはわざわざ書かなくてもいいくらいに事実だと思ってた。
そして一番怖いのが地元?の人たち。みんなグルで、遺産を山分けでもするつもりだったのか...歌を聴く前、聴いた後の表情が恐ろしく見えた。

ネリーにはこれからの人生を自由に生きて欲しい。
アウシュビッツから帰ってきた妻に気づかぬ夫と、そんな夫の妻のふりをする妻。
妻の気持ちも、夫の気持ちも、どちらも戦争で深く傷つけられたものだから、切なすぎる。
その切なさがラストシーンを一層魅力的にする。「スピーク・ロウ」を歌うラストのキレの良さは絶品。
振る舞いも筆跡も同じなのにネリー本人だって気付かなかったのはやっぱり金目当てだったからなのかな
ネリーはジョニーと幸せだった記憶があるから、ネリー本人だと気づかないジョニーにすごくつらかったんだろうな、、、
スピーク・ロウを聞きながら食事するシーンでレネがネリーの目を見ながら"いつか歌って"って言ってたところで
レネはネリーになにか特別な感情があったんだろうなあって思った
ネリー自身もジョニーと再会してから一緒に過ごしてジョニーは本当は愛してなかったのかもって勘付いてたけど信じたくなかったんだろうな
ラスト手前、トイレの中でレネからの手紙を読んで決心してからのネリーの強い目が印象的だった
生活音・環境音がスピーク・ロウを際立たせてた感じ
映画の色味と光がとてもきれいだった
邦題がなんで「あの日のように抱きしめて」なのか分かんない、話が進むに連れPhoenixって原題がぴったりだなあと強く思う
最初にバーで「ジョニー」と声をかけて気づいてもらえなかったショック、ジョニーの家に連れてきて妻に似てるみたいに言われたり、筆跡同じじゃん、てなっても気づかれないショック、気づいてもらえそうで気づいてもらえなくて、お互いソワソワしてて、それが恋の始まりのようなドキドキと勘違いさえしている。
とにかくネリーを見ていると切ない。
ジョニーをどうしても信じたすぎるから。
ジョニーとネリーの夫婦に関しても、仲の良かった頃が全く想像つかなかった。
ただキレイに着飾ってるネリーが好きだっただけの男のようで、はたから見てるとまるで愛を感じない。
駅での再会(風)の場面のところ、俳優ってすごいな、と思うけど(笑)白々しい感動の再会、寒気した!ジョニーのあの表情!

レネ?の自殺があまりに唐突すぎて、あとネリーとの関係性がよく分からなかった。勝手にだけど、レネはネリーが好きなのかと思った…もう少し2人の関係性を描いて欲しかったな。
でも彼女のおかげで、最後にジョニーの本性が分かる。ずっと、ネリーをなるべく傷つけないようにやんわり裏切り者だって教えてたのに、ネリーは聞く耳をもってくれず、最後の手段で重要な事実を伝える。
やっぱり、もつべきものは良い女友達?笑

ラスト、スピーク・ロウ、だんだん力強くなっていく歌声が良かった。あの歌で、やっとネリーがネリーに戻ったような、スッキリした。ジョニーざまあみろ!
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