【過去に観た映画】2015.11.23
原作の漫画もアニメも未見で、
鈴木亮平のカラダ目当てで、
予備知識なく観たが、とてもよかった。
そして、せつなさに泣いてしまった。
個性的なキャラ押しで行くのかと思いきや、きちんとしたストーリーで、後半の見せ方は
とてもうまいなあと思ったら、
脚本は野木亜紀子ではないか!
今期はドラマ「掟上今日子の備忘録」も書いてるお方。
さすが、いい脚本だった。
高校生のピュアなラブストーリーでシンプルだけど、ひっぱって、飽きさせず見せる。
坂道、橋の上、屋上とか高校生らしい場所が、
いい構図としてシーンを彩っている。
小道具も効果的で、お菓子やラインの使い方も上手い。
不器用で純粋な二人は、自分の想いよりもまず相手の幸せを考えてしまう。
だからもどかしいほど、すれ違っていくが、友達や好きな人を大切にする想いがあふれていて、汚れ腐ったオトナの私をも
洗浄するかのように清いココロにさせてくれ、うるうる泣かせてくれた。
好きであることを正義みたいに振りかざして、自分の想いをぶつけるだけが愛じゃないと思う。
見守る愛もあるのだから。
猛男を好きになる大和の台詞
「人を好きになるのって、楽しいことばかりじゃないね。
苦しかったり、涙があふれたり」
そして、猛男の台詞
「人の心ってどうしてままならないんだろう。
自分の心なのに……」
で、肝心の鈴木亮平の肉体の露出は少なかった。
クライマックスはちょっと強引ではあったけど、原作漫画の漫画ならではの設定をよりリアルに変更したとのことで納得。