「好きだ」
男の中の〝漢〟 剛田猛男15歳
そんな男の本気（ピュア）な恋を描いた物語。
この役を演じるために30kg増量して挑んだという鈴木亮平の猛男っぷりが見事。完成度高すぎ。
（原作未読ですが）
15歳の高校1年生・剛田猛男は、全く高校生に見えない顔面と巨体の持ち主、かつ豪傑・硬派なまさに純日本男児。いかつい風貌から女子には全くモテないが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で男子からは全幅の信頼を得ていた。ある朝、猛男は街でしつこくナンパされている女子高生・大和凛子を救い、猛男は大和に一目惚れする。猛男が今まで惚れた女は皆、猛男の幼なじみ砂川のことが好きだった。大和も砂川のことが好きだと思い込んだ猛男は自分のことよりも大和と砂川の仲を取り持とうとする…
猛男はとにかく真っ直ぐで素直な性格。真っ直ぐ人を好きになり、友達を思いやる。頼まれたら断らない。何だかよくわからなくても「任せろ！」と言ってしまう猛男のどこまでも優しい人柄、男気がカッコ良い。自分が好きな人が自分の親友と幸せになれるように奔走できる人ってなかなかいないですよね。逆に真っ直ぐすぎて勘違いしてすれ違っていくのがもどかしすぎた。
猛男と親友砂川の関係も良い。おっさんみたいな高校生とイケメン高校生の正反対の2人がいつも一緒にいるのがおもしろい。お互いの良さをあんなに優しく語れる間柄が素敵。砂川の彼女を作らない理由が泣ける。
主人公たちの恋の行方がコミカルに描かれていて、「好きだー！」という気持ちが詰まった作品。
